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「エジプト騒乱」北朝鮮への影響

 本サイトの「動き出した米主導の『対北対話路線』」に併用された北朝鮮の金正日総書記とエジプトの通信会社大手「オラスコム・テレコム」のサウィリス会長との会談の記念写真は、大変興味深いものであった。 金正日総書記の記念写真で、本人が中央にいないのは大変珍しい。写真は金総書記の義弟の張成沢党行政部長と3…

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『その年の冬は暖かかった』

 韓国の映画監督、ペ・チャンホが1984年に製作した映画に『その年の冬は暖かかった』というのがある。ちょうど韓国に留学している時で、韓国のスルメの臭いが充満する映画館で見た。 朝鮮戦争(1950~53年)で生き別れになった姉妹の物語で、ペ・チャンホ監督の注目作品だった。映画は朝鮮戦争とベトナム戦争…

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リビアを「反面教師」とする北朝鮮

 日本が東日本大震災で未曾有の被害を受け、福島原発災害の安全確保の見通しが立たないという深刻な状況の中で、中東でも連日、熾烈な事態が続いた。世界の関心が3月11日の東日本大震災に集中する中で、3月17日に飛行禁止空域設定の国連安全保障理事会決議が採択され、3月19日(日本時間20日未明)に仏、英、…

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北朝鮮「最高人民会議」の注目点

 東日本大震災の凄まじいまでの被害で北朝鮮に対する関心が薄らいでいるような雰囲気もあるが、4月7日に開催される最高人民会議第12期第4回会議は今後の北朝鮮の行方を見る上で重要な会議だ。この会議の注目点をいくつか指摘しておこう。①昨年9月の党代表者会で「後継者」として公式に登場した金正恩党中央軍事委…

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対韓国サイバーテロ「北朝鮮犯行説」の真贋

 韓国の検察当局は5月3日、農協の電算システムが4月12日から約20時間ダウンするという深刻な障害が起きたのは、北朝鮮によるサイバーテロによるものと発表した。 韓国は「IT大国」を標榜しているが、サイバーテロという攻撃にどう対処するのか、北朝鮮との関連をどう立証するのか様々な問題が提起されている。…

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金正日総書記の訪中旅程

 北朝鮮の金正日総書記が5月20日から27日まで7泊8日の中国非公式訪問を行った。ここでは、この非公式訪問の旅程を確認してみたい。この日程が示唆するところや訪中の意味については別途、レポートします。▽5月20日同日未明、金正日(キム・ジョンイル)総書記を乗せた特別列車が北朝鮮の咸鏡北道南陽から中国…

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北朝鮮のメディア戦略に変化の兆し

 最近、北朝鮮のメディア戦略に変化の兆しが見える。朝鮮中央通信の報道記事件数が激増し、同通信や労働新聞のホームページが整備されるなど報道の姿勢に変化がみえる。さらに、朝鮮中央通信の社長がAP通信の招きで訪米し、AP通信の平壌支局を開設することで合意し、また、朝鮮中央通信はロイター通信に対してこれま…

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対ロシア債務問題とパイプライン構想の進展

 ロシアのイズベスチヤ紙は9月14日付で、ロシア財務省に近い筋の話として、ロシア政府が北朝鮮の対ロ債務計約110億ドル(約8450億円)の9割を帳消しにし、残る1割を北朝鮮での共同事業に充てることで事実上、全債務を帳消しにする方針を固めたと報じた。 しかし、同紙は「ロシア財務省は、協議は再開された…

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ソウル市長選まで1カ月 劣勢の与党陣営

 10月26日に予定されている韓国のソウル市長選をめぐる動きは9月14日の「『安風』で揺らぐ韓国の既成政治」でレポートさせていただいたが、その後の動きについて報告したい。 与党・ハンナラ党では結局、羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)議員(2選、ソウル市中区選出)と金忠環(キム・チュンファン)議員(3選、ソ…

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事実上の与野党一騎打ちとなったソウル市長選

 10月26日に投開票されるソウル市長選は与党・ハンンラ党の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)議員と野党統一候補として無所属で立候補予定の朴元淳(パク・ウォンスン)弁護士の事実上の一騎打ちとなる見通しとなった。 保守勢力では、元法制処長の李石淵(イ・ソギョン)弁護士が無所属での立候補を表明したが、その後、…

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演劇『今日を追憶せん』キャンペーンの真意

 日本ではまったく報道されていないが、北朝鮮で今、「今日を追憶せん」という演劇が大きな話題になっている。北朝鮮では1年に1作程度、注目すべき演劇が発表され、それが住民の思想教育に活用される。昨年は軽喜劇「山びこ」が話題になった。しかし、今年の「今日を追憶せん」へのキャンペーンは、昨年の「山びこ」を…

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流行語から見た韓国の失業問題

 朝鮮半島の「専門家の部屋」は堅い話が多いと反省し、少し柔らかい話題で韓国の状況を語りたいと思います。「流行語」は世相を反映します。韓国では「失業」に関する流行語がなかなか豊富で、身につまされるものも少なくありません。 韓国語では、失業者を「ペクス」と言います。もちろん「失業者(シロプチャ)」とい…

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日朝戦で大合唱された「金正日を称える歌」

 11月15日に平壌の金日成競技場で行なわれたサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選第5戦の「日本対北朝鮮戦」は1-0で北朝鮮が勝利して終わりましたが、この試合をめぐる様々な出来事は、まさに現在の日本と北朝鮮の関係を浮き彫りにするものでした。 本来のスポーツ精神でいうならば、アウ…

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韓国の「多文化家庭」の現在

 韓国で農村を中心に国際結婚が急増し、農村という、ある意味では韓国の基層部分で「国際化」が進行しています。その中で、韓国に嫁いだベトナム女性が夫に殺されるなどの悲劇が後を絶っていません。最近、ベトナム政府がベトナム女性と韓国男性の国際結婚の条件を厳格化しようとする動きが出ています。 韓国の国際結婚…

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呉克烈氏家族の金正恩氏前での合唱

 北朝鮮の労働新聞や朝鮮中央通信は9日、金正恩氏が平壌大劇場で行なわれた国際婦女節を記念した8日の銀河水(ウナス)音楽会「女性は花だね」を観覧したと報じた。 金正恩氏の銀河水公演観覧はこれまでも何度も報じられているが、驚いたのはその観覧の中での出来事だ。 朝鮮中央通信によると、「音楽会が盛り上がる…

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韓国総選挙、開けてみれば与党が過半数

 韓国の総選挙(定数300、選挙区246、比例区54)は朴槿恵(パク・クンヘ)氏が率いる与党・セヌリ党が152議席(選挙区127、比例区25)を獲得し単独過半数を獲得した。今年の初めには、選挙は野党圧勝で、セヌリ党は100議席獲得も難しいとされたが、選挙戦に入るにつれて接戦となり、前回選挙の162…

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崔龍海・軍総政治局長の「現地了解」

 4月11日に開催された朝鮮労働党第4回代表者会では、崔龍海(チェ・リョンヘ)氏が政治局員候補から政治局員を飛び越え政治局常務委員に大躍進し、同時に軍人としては次帥になり軍総政治局長に就任した。 北朝鮮では「現地指導」という言葉は最高指導者にしか使われない。金日成(キム・イルソン)主席、金正日(キ…

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浮上した「韓国への戦術核再配備」の衝撃

 米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は5月11日、米下院軍事委員会が同9日に全員会議で、韓国を念頭に西太平洋で戦術核再配備や通常戦力の増強が必要と指摘する条項を盛り込んだ「2013国防授権法修正案」を可決したと報じた。米下院でのこの修正案可決で、韓国への戦術核の再配備問題が論議になっている。 こ…

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逆転、また逆転の民主統合党代表選

 4月11日の総選挙を終えて、与党のセヌリ党と野党第1党の民主統合党は12月の大統領選挙に向けた体制整備に向かっている。 与党のセヌリ党では5月9日に19代国会議員選挙に当選した議員による選挙で、同党の院内代表に、大統領候補に確実視されている朴槿恵(パク・クネ)非常対策委員長の経済政策ブレーンであ…

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大統領選まであと200日、韓国野党の混乱

 韓国の大統領選挙は12月19日に投開票が行なわれる。6月2日でちょうどあと200日となった。与党、セヌリ党の大統領候補選出は朴槿恵(パク・クネ)氏の圧倒的な優位は揺るぎそうにない。野党の方の最大の課題は野党候補一本化が実現できるかどうかだ。 韓国の世論調査機関、メディアリサーチが5月26日と27…

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7月8日に見られなくなったウェブ「労働新聞」

 朝鮮労働党機関紙「労働新聞」のウェブサイトが7月8日に突然見ることができなくなった。それまでのアドレスに接続すると、同じく北朝鮮が運営している「ネナラ」(朝鮮語)のサイトに行ってしまい、労働新聞がチェックできない。これまで記事や紙面の更新が午後になることはあったがサイト自体へのアクセスができなく…

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北朝鮮「金メダルラッシュ」は張成沢・崔龍海両氏に好材料?

 ロンドン五輪が始まり、日本のメディアは五輪一色という感じです。世界の常識を覆してがんばっているのが北朝鮮です。7月31日午前9時(日本時間)現在、メダル競争で北朝鮮は金3、銅1でなんと世界第4位です。...

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張成沢氏を「ナンバー2」と認めた中国

 8月17日に掲載した「北朝鮮の電撃的な権力再編(下)存在感を増す金慶喜党書記」では、北朝鮮の張成沢党行政部長(国防委副委員長、党政治局員)の訪中について経済特区に関する第3回会議に出席して、8月14日に吉林省の長春に行ったことまでを報告した。張部長はその後の8月17日に北京へ戻り、胡錦濤国家主席…

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李大統領が「竹島上陸」という愚挙に至るまで

 日韓が領有権を争っている竹島(韓国名・独島)で8月19日に李明博(イ・ミョンバク)大統領直筆の石碑の除幕式が行なわれた。本来は韓国の解放記念日である8月15日に行なう予定であったが、荒天でこの日に延期されたものだった。 除幕式には孟亨奎(メン・ヒョンギュ)行政安全相や金寛容(キム・グァンヨン)慶…

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「金正男」はシンガポールで「金慶喜」と会ったのか

 朝日新聞が10月16日付で、韓国政府関係者の話として、北朝鮮の金慶喜(キム・ギョンヒ)党政治局員がシンガポールで甥の金正男(キム・ジョンナム)氏と極秘に接触していた可能性が高いと報じた。  朝日新聞は金慶喜氏のシンガポール訪問は「北朝鮮の医師団の同行が確認されていないことなどから、治療目的ではないとの見方が強まったという」と報じた。...

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建設現場から消えた大学生――北朝鮮「教育改革」の本気度

 北朝鮮で9月25日に開かれた最高人民会議で生徒たちを「無秩序に動員するな」という内容を含む法律が制定されたことは本サイトの「『経済改革』を前に身震いする金正恩後継体制(上)」で指摘した。この法律は北朝鮮の新たな義務教育年齢5歳から17歳の生徒を対象にしているとみられるが、最近の北朝鮮の報道を見て…

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李雪主夫人の「潜伏」は妊娠のためか

 北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の夫人・李雪主(リ・ソルジュ)氏が10月29日、公式の場に52日ぶりに姿を見せた。 李雪主夫人は、竣工を控えた平壌民俗公園と統一通り運動センターを金正恩氏が視察した際に同行したことが先月7日に報じられて以来「潜伏」を続け、その理由などについて…

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安哲秀の焦り――「韓国大統領選」難航する候補一本化

 12月19日に投開票が行なわれる韓国大統領選挙まで1カ月を切った。 今月25、26両日に候補の登録が行なわれるが、選挙戦最大の焦点は野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補と無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補の一本化が実現するかどうかだ。 韓国では現在、各メディアと調査会社が提携し数多く…

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無党派・安哲秀氏の挫折

 11月23日午後8時20分、韓国の大統領選に出馬表明していた無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補が記者会見し「候補を辞退する。統一候補は文在寅(ムン・ジェイン)候補」と、自らの候補辞退を宣言した。これで野党の実質的な統一候補は民主統合党の文在寅氏となり、韓国の大統領選挙はセヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)候補と民主統合党の文在寅候補の事実上の一騎打ちとなった。...

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国境を跨いだ中朝経済協力の意味

 中朝国境の都市、丹東市浪頭で昨年12月31日、厳しい警戒態勢の中で、中朝国境を流れる鴨緑江に新設する橋「中朝(朝中)鴨緑江橋」の着工記念式典がわずか15分間で行われた。この新しい橋の建設は2009年10月に温家宝首相が訪朝した際に最終合意したが、合意から1年2カ月ぶりの着工であった。建設地点をめ…

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